sako’s life

2020/5/12 父親を癌で亡くしました。父は会社の経営者だった為、私が後処理をすることに。全てがわからないことだらけで、弁護士さんに相談しながら少しずつ進めています。

魂胆

次はオフィス家具の処分。
ネット検索で いくつか不用品回収会社をピックアップし、無料出張査定をお願いすることにした。

F井さんは悪びれる様子もなく、その後も度々連絡をしてきた。

「どうですか?作業は進んでいますか?」から始まり、最後は決まってB型肝炎給付金の話に持っていく。
自分も不用品回収会社を探す、引き渡しには立ち会うと言いながら口先だけ。

弁護士さんの話では、仕入れの未払金は「会社の借金」なので、破産手続きをすれば返済しなくて済むということだった。というより、そもそも代表者の家族に返済義務はないらしい。

会社を経営しているF井さんが その事を知らないはずがない。こちらが何もわからないと思って支払わせようとしているのだ。

私が 弁護士に相談したと言った時、彼女に一瞬の間があったのは、「家族に返済義務がない事を知られた!?」と思考を巡らせたからだろう。

善意で関わってくれていると思っていたけれど、結局は仕入金が目的だった。

彼女の立場に立って考えると気持ちはわからないでもないが、悲しみに暮れている家族に対して、その家族が何も知らないのをいいことに、返済義務はないとわかっていながら支払いを要求するなんて...

私ならとても出来ない。