sako’s life

2020/5/12 父親を癌で亡くしました。父は会社の経営者だった為、私が後処理をすることに。全てがわからないことだらけで、弁護士さんに相談しながら少しずつ進めています。

F井さんに会う

20分程でF井さんは事務所にやって来た。
見たところ アラヒィフ世代だろうか。
一見、親しみやすく話しやすい雰囲気ではあるけれど、やはり経営者というだけあって 言うべきことはしっかり言う人 という印象。

彼女は 父が前に働いていた会社の社長の娘で、本当に良くしてもらった、結婚式にも来てもらったと色々エピソードを話してくれた。父が「○○ちゃん」と下の名前で呼ぶほど親しかったらしい。

少し打ち解けたところで、これからどうすれば良いのでしょうか?と私が相談すると、F井さんは、家賃も発生しちゃうし、このままじゃ可哀想だから なんとかしないと...と社内の書類をテキパキと分類し始めた。必要のない物をゴミ袋に捨てている。

いくら父と親しい仲だったとはいえ、彼女は部外者。
他社の物を勝手にいじって処分するって、どうなの?って感じだけれど、何もわからなかった私は なんて良い人なのだろうと公私混同してしまった。

「持っていても どうしたらいいのかわからないので...」と、Hさんから渡された通帳等を全て彼女に預けてしまい、後々、「すぐに帰してもらいなさい」と弁護士さんに言われることになる。

バカなことをしたと思うが、その時は現状について行くだけで いっぱいいっぱいだった。